グルコサミンの効果・効能と副作用
グルコサミンは元々体内で生成される成分であるので副作用はないと言われていますが、甲殻類アレルギーの方は要注意。また、摂取量を超えて摂取すると消化器系に不調を訴えるケースが稀にあります。
グルコサミンに副作用はない?
人体にもある成分なので基本的には安全
グルコサミンには副作用などの心配はないのでしょうか。
グルコサミンは元々から人体の関節軟骨や皮膚などにグリコサミノグリカンの構成成分のひとつとして存在しています。
また山芋やえびなどにも含まれる自然の成分
また、かにやえび、山芋、動物の軟骨や皮膚にも含まれている、天然の成分です。
よって、基本的にはグルコサミンには毒性はなく、人体にとって安全な成分であると考えられており、副作用はまったくないか、あったとしても軽微であるといわれています。
摂りすぎは消化器系に異常をきたす
ただし、グルコサミンの1日の摂取量の目安としては大体1000〜1500mgとされています。
ヨーロッパなどでの研究では、この摂取量を大幅に超えた場合、稀にですが、胃痛や下痢、便秘、胸焼けの胃腸不良など消化器系に不調を感じたという報告がされています。
潰瘍をお持ちの人は食事と一緒に摂りましょう
特に胃や腸に潰瘍がある場合、胃腸に不快感を感じる方が多いようです。
こういったケースでは食事と一緒に摂取すると不快感が軽減されると言われています。
妊婦の方の中には、糖尿病を発症した患者も
妊娠中の方も摂取の前にかかりつけの医師に相談されてから、使用を検討した方がよさそうです。
ほんの一部の症例では糖尿病が悪化したケースの報告もあります。
元々グルコサミンはグルコースという果実などに含まれるブドウ糖の一部がアミノ基に置き換えられたアミノ糖の一種ですから、血糖値を上げてしまうのだと思います。
糖尿病の方は医師と相談した上で使用しましょう
ただ、長期間に渡りグルコサミンを摂取した人の実験データでは血糖値が上がらない例が多く、一概に影響があるとは言い切れません。
いずれにせよ、糖尿病の方は医師と相談しながら摂取・使用をご検討されるべきです。
かにやえびから抽出したものは要注意
サプリメントの多くが甲殻類を原材料に
天然成分であり、元から体内に存在するグルコサミンですが、
市販されているサプリメントなどの多くはかにやえびの甲殻類の殻にあるキチン質から抽出しているものばかりです。
かにやえびなどの甲殻類にアレルギーがある方の中には摂取したことでアレルギー症状が発症する場合があるので要注意です。ご購入の際にはそのグルコサミンが何を原料にどのように抽出されたかをよく確認してから、かかりつけの医師と相談して摂取・使用するようにお勧めします。